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August 5 ロング・ブラックとカフェ・アメリカーノ Long Black and Cafe Americano (アメリカのコーヒー 1) [飲み物 drink]

August 05, 2008 (Tuesday)

    アメリカのコーヒーについて体験的な記事を書こうと思って昨日から写真の整理とかしていたのだけれど、 いまさらのように「アメリカン・コーヒー」というのが気になって、ついでに世界のコーヒーが気になったモーリちゃんの父である(助さん、拡散パタン)。

  あれこれ調べてみて、いわゆる「アメリカン」 についての簡潔な説明が日本版ウィキペディアの「コーヒー」の項目のなかの「ヴァリエーション」として書かれています――「アメリカン・コーヒー 湯で薄めたコーヒーとの認識が一般的であるためにバリエーション・コーヒーと言い難いが、本来は浅煎り豆から薄めに抽出したコーヒーのこと。アメリカで一時期コーヒー豆の高騰により少ない量でもおいしく飲めるように浅煎りを用いていたことが起源。通常は砂糖、ミルクなどを入れずブラックで飲む。」  浅煎り豆のコーヒーだとの説明です。そして、いま気づいたのですが、ウィキペディアは「アメリカン・コーヒー」が項目としてあります。――

アメリカン・コーヒーとは、1966年設立された(株)日本珈琲販売共同機構を本部とする珈琲専門店フランチャイズ『コーヒーハウス・ぽえむ』が日本(世界的にも)で初めてメニューとして登場させたものである。第二次世界大戦後のアメリカにおける一般的な焙煎度合いを日本で再現したもので、正式名称は『アメリカン・ロースト・コーヒー』と呼ぶ。この名称は世界基準となる珈琲鑑定士用語には存在しないものである。一番近い焙煎度合いとして『シナモン・ロースト』となるが、厳密にはシナモン・ローストよりやや煎りが強くなる。 世界的用語ではない為、アジア圏以外では通用しない事が多い。

日本においては、通常のコーヒーをお湯割りにしたものを『アメリカン・コーヒー』と認識している人達が多く、間違いが常識化しているのが事実である。 1970年代に落語家などが『ただの珈琲、お湯で薄めればアメリカン!!!』と茶化し始めたのがきっかけで、日本全国に『お湯割り=アメリカン』のイメージが定着してしまったようである。改めてメディアによる影響の強さを窺う事が出来る。お湯で薄めずに作られる本来のアメリカンコーヒーは、浅煎りのため、苦味よりも酸味が強いのが特色である。しかしながら、現在のアメリカではスターバックスに代表されるシアトル系コーヒーの台頭などにより、昔日のような薄く軽い味わいのコーヒーを供する店は減少しつつある。


現在のアメリカン・コーヒーの認識

 基準となるコーヒーの量をお湯で更に割ってボリュームを増やして、カップも大きめにした飲み物。かつてアメリカでは浅煎りの豆を用いた薄いコーヒーが好まれたため、薄いコーヒーや薄めたコーヒーの代名詞として用いられるようになった。ボリュームを重視した飲み物といえるが、コーヒーの持つ苦味や香りを抑えたことでコーヒー嫌いな人にも好まれる傾向がある。一般的に砂糖やクリームを加えない、ブラックコーヒーと呼ばれる状態で飲用される。

 さらに気づいたのですが、「アメリカン・コーヒー」には関連項目として、モーリちゃんの父が英語で調べて語ろうとしていた「アメリカーノ」の項目をリンクしていましたーの。どう関連しているのかはどちらでも語られておらないのですが。

アメリカーノ(英語名:Americanoまたはcafé américano)は、エスプレッソ・コーヒーにお湯を注いで作るスタイルのコーヒー

ドリップ・コーヒーとはまた異なった風味を楽しむことができる。この種のコーヒーは、オーストラリアにおいて「ロング・ブラック・コーヒー」として知られている。エスプレッソのように、アメリカーノはレギュラーコーヒーとの風味の違いを楽しむため、甘味料を加えずブラックのまま飲む人々も多い。また、アメリカーノという言葉は、ベルモット(赤)とカンパリ、ソーダを混ぜたカクテルをさす場合にも使用される。

最も一般的なその名前の由来には、もともとエスプレッソを薄めて飲むアメリカ人を侮蔑する意味があったという説がある。名前の由来を知ってか知らずか、アメリカでは1990年代にスターバックスのような喫茶店チェーンが爆発的に広まるまで、アメリカーノは一般的な飲み物ではなかったことが明らかとなっている。現在でもアメリカーノは、アメリカ合衆国内にある喫茶店であまり飲まれていない。

  で、これが参考文献としてあげている、"Espresso drink names and terms : Coffee and Caffeine FAQ"は、確かに "An Americano is a single shot of espresso with 6 to 8 ounces of hot water added. This term was originally devised as a sort of insult to Americans who wanted their espresso diluted." と書いています。だけどー、ウィキペディアの記事に突っ込みを入れるとー、第一にー、カクテルの「アメリカーノ」に言及する意図が不明ですー(たぶんそっちはスペイン語だと思うのですが・・・・・・ま、同じと言えば同じですが)。第二に「最も」は意味不明、第三に「一般的な」も意味不明、第四に「もともと」の修飾が曖昧ですー。そして、第五にー、もしももともとコーヒーを薄めて飲んでいるのだったらー、落語家が「アメリカン」と言ったのと同じ程度の侮蔑だと思うのですが―。第六にー、だとしたらー、カフェ・アメリカーノ(これは明らかにイタリアンな名前で、エスプレッソがらみですが、わざわざイタリアンなところがderogatory な感じはあるのでしょーが)の前から実態としての「アメリカン」はなかったのだろうか、という疑問がフツフツと湧いてくるわけです(フッフッフッツ)。

  とりあえず英語版のWikipedia の"Cafe Americano" の項目は、とくに侮蔑的とかいうような説明はなく、本文は以下のようです。――

Origin

The drink consists of a single or double-shot of espresso combined with up to four or five ounces of hot water in a two-demitasse cup. It is important to note that an Americano is created by adding the water to an already extracted espresso, not by drawing more water through the espresso grounds (i.e. a lungo). An Americano can be produced from lighter roasted coffees and roasts not generally associated with espresso, such as beans of Ethiopian or Sumatran origins.

Variations

  • A variation of the beverage is the iced americano. Instead of hot water, the espresso is combined with cold water.
  • Another variation, found in Canada, is the "Canadiano". This is Café Americano prepared with drip coffee instead of water.

 

   そして、references がないのですけれど、"see also" として "Long black - espresso added to hot water (in that order), famous in Australia"、"Lungo - hot water (passed through the coffee grounds) and added to espresso"、"Red Eye made with drip coffee instead of hot water" の三つが並んでいます。三つめの "red eye"というのはエスプレッソにお湯の代わりにドリップコーヒーを加えるという変種ですが、前の二つは湯にエスプレッソを加えるタイプです。"lungo" というのはイタリア語の"long" ですが、エスプレッソを淹れるのに通常より多く水を入れるタイプで〈反対に水少しは"ristretto")、通常は抽出されない成分がでてくるのでricher だけどmore bitter よ(コモリのおばちゃまかいw)。

   コアラの国のオーストラリアとニュージーランドで一般的とされる "long black" はアメリカーノと同じようなものと言っていいようです。 オーストラリアでラオスからコーヒーを輸入してコーヒー屋さんをやっているCyberCofeeのJohn McBeath and Mary Flint ご夫妻は次のように説明しています。――

LONG BLACK
A longer version of the espresso, and not so strong as the original espresso is more diluted with the extra hot water. A crema, the coffee foam, should be present on the surface, which shows both the freshness of the grind and the presence of suitable beans. This method is a good way to assess the flavour of the coffee.  〔Cofee recipes from Cyber Cofee

   最初に湯で、そこへコーヒーという順番は Wikipediaの上に引いた本文は "adding the water to an already extracted expresso"と逆ないし曖昧に表現していますが、前段の定義の部分では "Café Américano or simply Americano [...] is a style of coffee prepared by adding expresso to hot water, giving a similar strength but different flavor from regular drip coffee" と書かれていて、やっぱり心あるいれ方としては、順番は湯が先で、コーヒーがあとです。「クレマトップ」とかいう商品がありますけど crema とか schiuma とか言われる旨みのある泡成分が損なわれちゃうから。

   ところでこのふつう「長い」をあらわすlong とかlungo の使い方は、カクテルでlong とか short というのと同じですね。いや、ですかね? でも酒のほうはグラスが深いとか浅いとかいうのからきてるのかしら(long drink, short drink)。

   で、アメリカンについてはいまだ調査中です。1970年代くらいからの歴史的経緯についてはある程度下記のいくつかのサイトの話を総合して分かったような気になっていますが。

   焙煎については「アメリカン2」の頭に置かれているtunamuraさんというかたの文章がコーヒーを飲むときに参考になりそうなので、貼り付けておきます。――

焙煎の程度ですが、浅煎りだといわゆる薄味のアメリカン・コーヒーになりますし、深煎りだとコクと苦みが出て逆に酸味が消えます。
 この部分は、私の知識に誤解があったようですので、下記の永田珈琲倶楽部さんからいただいた適切なアドバイスをご覧下さい。
                                            tunamuraさん

 
永田珈琲倶楽部さんからのアドバイス  -自分にあった珈琲を見つけるために-
 1.焙煎度合いによる自分にあった珈琲 → 酸味から苦みの世界へ。
 2.お湯の温度による自分にあった珈琲 → 苦味から柔らかい味へ。
 3.粉の粗い、細かいによる自分にあった珈琲 → 濃くからすっきりへ。

説明 アメリカン 浅煎りのことです。
 ここでちょっとアメリカンのことでお 話しします。
 それはアメリカンタイプとアメリカンローストとが同じものだと 誤解されている様ですから、その違いを説明いたします。
 まずアメリカンローストですがこれは文字どおり焙煎度合いでのアメリカンです。
 シナモンからミディアムくらいでしょうか。  極めて浅煎りの段階で煎り上がった状態の豆を指します。
 乃ちこの段階で抽出された液体は軽いどころか生に近い分、エキスがたくさん含まれていますので、中身は全ローストの段階でいいますと一番濃い(コクあり)のです。
 タンニンも、カフェインも、他の成分も多く含んでいます。
 だからこの<アメリカンロースト>は何杯も何杯もは そうそう飲めない事になります。
 通常言われていますアメリカンは、私の言い方ですとアメリカンタイプとして表現します。それはロースト度合いは考えず、 と言うことは浅い煎りだろうが、中煎りだろうが、深煎りだろうが、極薄めに抽出する事を意味します。
 又は出来上がった液体にお湯を足し薄めて飲むと言 うことです。
 そうです。単なる薄い珈琲を指しているのです。

 

 

   「本場アメリカでは、薄めたコーヒーを「アメリカン」と言わないのに、どこでどうなったのか他の国では、薄めたやつが「アメリカン」ということで、幅をきかせているようですね。」 との発言(?)がありました(「アメリカン3」)が、ほんとうにそうなのかどうか。

 (はなしはつづく)

 coffee007314.gif

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参考url――

★アメリカのコーヒーあれこれ――

「アメリカのコーヒー事情」 <http://www.kimameya.co.jp/mame/jijyou.html> 〔「アメリカン・コーヒーはアメリカ産コーヒー?」「アメリカンは浅煎りで?」 無農薬・有機栽培コーヒー豆の専門店生豆屋のページ内。エスプレッソとの関係とか違うと思うのですが、疑問形なのでなんとも・・・・・・〕

「日本人のコーヒー好きはアメリカ文化の浸透している証拠だ - Yahoo!知恵袋」 <http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1310550478?fr=rcmd_chie_detail> 〔2007.1.20-24. 質問も回答も好き放題言っているのがいとおかし〕

「アメリカのコーヒーってそんなにまずいんですか? - Yahoo!知恵袋」 <http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1411840904>  〔2007.6.9-16 〕

「アメリカ人とコーヒー - 教えて!goo」 <http://oshiete1.goo.ne.jp/qa534180.html> 〔「アメリカ人のコーヒーに対する考え方(とくに健康志向の人が近年オーガニックコーヒーなどを飲んでいる。コーヒーは嗜好品から健康食品へと変わってきたといういような)の変化がわかるような記事やサイトがないか探しているのですが、どなたかアイデアがあれば教えてください。」という質問。ひとりの回答者によると「カリフォルニア州バークレーでは住民投票により環境にやさしいオーガニック栽培のコーヒーが義務付けられたとか。話はそれますがアメリカのコーヒー消費も量・質ともにスターバックスの功績が大きいようですね。」 リンクがほとんど切れています。2003.4.28-29〕

「アメリカン・コーヒーなるもの。」 <http://blogs.yahoo.co.jp/moscatiello335/17785712.html> 〔mos*a*iel*0335 さんのブログ『アメリカ在住!聞こえはいいけど「箱」住まい(T_T)』の2005.11.29日の記事。「最近つくづく思うのが、アメリカのコーヒー味、質の向上。・・・多分スターバックスコーヒーが大いに影響していると思うが・・・今の若い世代は知らないかもしれないが、(私も年を取ったもんだ・・_(*__*)ノ彡)一昔前までは、アメリカのコーヒーと言えば、「アメリカンコーヒー」しかなかった。そう、コーヒーをお湯で薄めた、味も香りもないコーヒー。(T_T)日本でも、お湯で薄めたコーヒーを「アメリカン」なんて呼ぶよね。でも、日本のそれとは比べ物にならない程、アメリカでは薄めるのだ。まるで、色のついたお湯だ。C<―_-)))))) アメリカに旅行に来て、おいしいコーヒーは、なかなか飲めなかったものだ。本当にアメリカ人って、コーヒーの味を知らないんだなあと最初は思っていた。アメリカ人って、味オンチなんだ!と勝手に解釈していた。けれど、添乗の仕事をしだして、アメリカの歴史を勉強した時、アメリカンコーヒーがちょっと美味しく感じるようになった。」 というところから歴史の話を展開。「コーヒーを飲みだしたのはいいが、コーヒーは濃いすぎて、何杯も飲めない( ̄◇ ̄;・・・何杯も紅茶のように、飲みたい!!で、紅茶に近づけよう!(〃▽〃)と、コーヒーをシャビシャビに薄めた!♪(@∇@;)んだそう。」 豆の煎り方の問題に触れる、とおりすがりの [ うぺ ] さんのコメントも参照〕

「スペシャルティコーヒーの歴史」 <http://specialtycoffee.co.jp/about/post-3.shtml> 〔「アメリカン・コーヒー」の話ではないですが、近年の変化に関連した示唆的な記事として。大阪スペシャルティコーヒー倶楽部のページ内。「1960年代、70年代の東西冷戦下では、コーヒーはアメリカによって中南米諸国の共産化防止策として大量に買い付けられて」おり、「買い叩」き、「品質低下」「味の低下」が起こった。「薄いコーヒーは更に薄くなり、お替り自由が当たり前に」なる。しかし「東西冷戦も終結を迎えるころ、カリフォルニアでピーツ*のような高品質のコーヒー、ダークロースト〈深煎)のコーヒー自家焙煎店が出現」する。そして1982年のアメリカスペシャルティコーヒー協会設立(SCAA)をに象徴的なようにコーヒー消費が高品質を求めるものにかわっていったのだということです(以上概略)。なんでアメリカで歴史が始まるのかはよくわかりません。 (注)ピーツ*: 1966年にBerkeley のAlfred Peet がつくった Peet's Coffee & Tea のこと。Kコさんも最初アルバニーとバークレーを案内してくれたときに、唯一まずくないコーヒーと言ってましたけど、このAlfred Peet は "grandfather of specialty coffee" と呼ばれるそうな。なんで父でなくて爺さんなのかは不明w〕

「さらなる値上げを行った米スターバックスと、変化するアメリカのコーヒー市場」<http://mediasabor.jp/2007/08/post_182.html> 〔同上。在米ジャーナリスト加藤靖子のMediaSabor プロフェッショナルブログ記事 2007.8.14. 関連情報が豊富〕

「ジャワ・コーヒー」<http://members.jcom.home.ne.jp/cafe1/java/jvc_index.htm> 〔Starbuck をあげたのでJava Cofee も〕

「マッカラコーヒー会社概要」 <http://www.mccullagh-j.com/aboutus.html> 〔同じく McCullagh Coffeeも〕

「コーヒーのまめ知識」<http://coffee.apljp.net/> 〔おもしろそうなブログなですけれど(とくに「アメリカのコーヒー会社の始まり」、いかんせんコーヒー色の背景で読みにくくw いずれ参考にさせていただきます〕

「クラーク博士の珈琲300g箱入り」 <http://www.subarucoffee.co.jp/cart_ex/cart_ex/kura-ku-vp.htm> 〔北海道の昴珈琲 SUBARU COFEE のページ内。南北戦争とコーヒーとクラーク博士〕

★★焙煎と「アメリカン」の関係について――

「アメリカン2 」 <http://www2.plala.or.jp/kamkamkam/gimon/no47/amerikan2.htm> 〔『勉強さしてもらいます! 』(のりのりの音楽注意)の47「コーヒー、水で割ったらアメリカン・・・のはずないか!」の次のページ。〕

「(アメリカン3)」 <http://www2.plala.or.jp/kamkamkam/gimon/no47/amerikan3.htm>  〔その次のページ〕

ウィキペディア、「アメリカン・コーヒー

ウィキペディア、「コーヒー

cofee_DSC_0024.jpg

左のふたつはLuckyで、右のみっつはRoss で買ったものです(Lucky 等の食品店で売っている豆がダークすぎて)。コーヒー豆をロスで買う人はあまりおらんと思います(笑)。


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