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November 12 イーハー、イーホー、イーハウ Yeehaw [ことば Words]

November 12, 2008 (Wednesday)

October 25 イーハー、イーホー、イーフー、ヤーフー、イャッホー、ヒーホー、ヒーハー Yeeha, Yeehaw, Yeehoo, Yahoo, Heehaw, Heehaのつづきの

October 26 イーハーとヒーハー Yeeha and Heehaのつづきです。

  はあーっ。(気合いを入れたのではなくて、最初からため息)。

  以下は、自分でもめんどくさくてしかたないような気持ちで書くので、読むのもめんどくさいと思いますが、必ずしもそうかもしれないかもしれないので、おひまな人は試してみてください。

  さて、めんどくさい、と思う気持ちはどこから来ているかというと、26日の記事でつい引いてしまった、Barry Popik という、テキサス在住の、辞書執筆者のページをいちいち検証するのがめんどくさいのです。まず、めんどくさいから、自己剽窃します。

最初につぎのようなまとめの文があって、下に典拠が並んでいるかたちの記事です。

"Yeehaw” (or “yeeh-ha” pr “yee-haw") is similar to the yell “yahoo!” It indicates excitement, exuberance, and delight. “Yee-haw!” is imitative of the bray of a donkey. ("Yehaw" (あるいは"yee-ha" or "yee-haw) は叫び声"yahoo" に類似。興奮、歓喜を示す。 "Yee-haw!" はロバの鳴き声をなぞっている。)

  典拠のひとつめは例の "Urban Dictionary" です。

  と書きました。そして「コピペで情報を提供しておいて、あとで検証することにします(そんなことでいいのだろーか)。予告的(かつ自分の宿題として)に書いておくと、問題はロバ の鳴き声として伝統的に書かれてきたのが "yeehaw" じゃなくて"heehaw" で、それとどういうふうな関係があるのかないのかということなのですが。」と自分は書きました。

  もともと、この人のページには、「OKWaveコミュニティー」というところの回答に導かれてきたのですが、回答は「こちらに説明がありますが」という、前に書いた言葉をまた繰り返せば、「明快にして簡潔かつリンク付きという、大人の回答でした(まあ、ブログもそういうのがいいのだという気もしますけれど、自分はアレコレ詮索したり検証したりするのが性分なのモノであしからず)。」。

  ちょっと脱線しますけれど、リンクというのはインターネットの本質だと誰でも思っているものだと思います。で、まあ、リンクを意識的に提示するのは、比喩的にいうとシオリをはさんだ本を差し出しているような感じにも思われ、コピペも添えてのリンクは、本を開いて机に並べて置くというような、「ほら、読んでみて」という切迫感が強い、あるいは押しつけがましいところがなくはないかもしれない。けれども、この比喩が必ずしもあたっていないのは、しばしばリンクの先にリンクがある(つまり本の中に本、箱の中に箱みたいな複雑さ)とか、あるいは、1冊の本に相当せず、それ自体が複数の、しかも内容が相矛盾して、どこに筆者の(というよりリンクをまとめた人の)main idea があるのかわからないとか、そういう事態が生じるからです(もちろん、現実の紙の世界でも似たようなことは――寄せ集めのメモみたいな、あるいは複数の辞書の記述の併記みたいな―― あるけれど、WEBでは内容が十分に吟味されずに相互参照のためにリンクがハラレテしまいやすいということがあるのだと思う)。

  それで、自分は、ここに説明がありますよ、とリンクを提示され、はい、ありますねー、これが説明です、はいどうぞ、と次の人に渡すようなウワベの「知識」がときどきイヤになる、というか、まあ、それだけじゃいやだ、というだけのことかもしらんが。・・・・・・ぶつぶつぶつぶつ・・・・・・

  脱線から戻ります。

  バリーさんの「引証」は以下の並びです(実は実にわかりにくい)。

(1) Urban Dictionary  ふたとおり(ふたり)の定義

(2) Cowboy Lyrics  "Cowboy Lyrics" はサイト名で、引かれているのは伝統的なカウボーイの歌ではなくて、最近のバンドの歌詞

〔(3) Internet Movie Databaseから映画『いとしのクレメンタイン』(1946) のあらすじが引かれ、〕

(3') Script-O-Rama というページの"My Darling Clementine Script - Dialogue Transcript" が引かれる(ちなみにscript というのはいわゆる公式のシナリオではないです)。

(4) Oxford English Dictionary の引用

(5) 7 September 1844, Milwaukie (WI) Sentinel, 3ページ第3コラム

(6) 8 May 1875, Dallas (TX) Weekly Herald, 1ページ

(7) Google Books によりLutchmee and Dillio: a [S]tudy of West Indian Life by Edward Jenkins (London: W. Mullan & Son,
1877)  第2巻12ページ

(8)  Google Books によりThe Snake-dance of the Moquis of Arizona by John Gregory Bourke (New York: Scribner, 1884) 161ページ

(9) 1 May 1902, Des Moines (Iowa) Daily Leader, 7ページ第6コラム

(10) 15 July 1906, Washington Post, 8ページ広告

(11) 6 August 1943, Sheboygan (WI) Press, 7ページ第5コラム

   5, 6, 9, (10), 11 はアメリカの州名が示されていて、つまり、地域性、地域差があるのではないか、という意識です。実際、検索をあらためてかけると、このかた(バリーはん)がアメリカ方言協会に同様の情報を送っていることがわかります――"LISTSERV 14.4" (12 March 2007) <http://listserv.linguistlist.org/cgi-bin/wa?A2=ind0703b&L=ads-l&P=9752>

   あーっ! いまあらためてまた検索したら、これに対する返信が添えられているのがありました <http://listserv.linguistlist.org/cgi-bin/wa?A2=ind0703B&L=ads-l&P=10312>  JL はんという人から――"This is great, Barry, esp. since it makes it unnecessary for me to rent _Red River_, which, unbelievably, is scarce around here."と、 グレートなのは本を借りる手間が省けたからかよ、と突っ込みを入れたくなる書き出しで、後半は落下傘部隊についての蘊蓄を披歴しているのですけれど、その2段落目――

I always thought jackasses said "hee-haw," not "yee-haw."  I doubt that the latter-day interjection originated in a conscious imitation of the quadruped.
ロバは "yee-haw" ではなくて "hee-haw" と鳴くとわたしはずっと思っていた。当世の間投詞は四足獣〔ロバのこと〕の意識的な模倣に由来するというのは、わたしは疑問に思う。

  はい、モーリちゃんの父もずっと疑問に思っております。 ただバリーはんの集めた用例は、(11)の落下傘部隊についての "Similar to the bray of a mule is the 'yee haw' yell of Marine parachutists who 'give' when they dive from the plane into space."(落下傘部隊が飛行機から空中へダイブするときに「発する」「イーホー」という叫び声は、ラバ〔mule 雄ロバと雌馬の子〕のいななき〔bray ロバの鳴き声、比喩的には軽蔑・あざけりなどの大きな笑い声〕に似ている)、(9) の "A donkey can put a great deal of pathos into its yeehaw! yeehaw!" 、(10) の広告の "YEE HAW! YEE HAW! YEE HAW! / THE ORIGINAL MAUD, /THE MULE THAT CAN’T BE RIDDEN" という謎めいた文句、など、ロバやラバの鳴き声とかすっているように見えるのは確かです。

  しかし11はsimilar (似ている、同類)としか言っておらんし、(10) の広告は、おそらくmaud というのはスコットランド風のショールか膝かけかなんかで、mule はミュール精紡という織りのことではないかと(つっかけ靴のミュールかと思いましたが、たぶん商品のモード=ミュールで、しかしmule といってもラバじゃないので乗れません、でも素晴らしい商品ですイーハー、ヤッホーということではないかと。それと(9) は、ロバ(donkey というのはass, jackass に対して、とくに家畜化されたロバという意味です)はその「イーホー、イーホー」という声に多大の悲哀をこめられる、という文ですけれど、hee-haw という、通常ロバの鳴き声とされる表記が、バカ笑い、下品なバカ笑い(「ガッハッハ」みたいな)を比喩的に(つまり人間については)意味するので敢えてずらしているのかもしらん。あるいは、ともかく、これだけでロバの鳴き声がyeehaw だとは言えないでしょう(ま、ちょっと自分で書きながら苦しいのもわかっています。可能性は否定せんし関連というか連想の関連はそりゃああるだろう)。

  ま、わからんです。わからんですが、名古屋人がみゃーみゃー言っているのはネコのまねだとか〔参照――『名古屋みゃーみゃー通信』「50 みゃーみゃーなんて言っとらん!」〕、ブーイングというのはぶーぶー言う豚のように不平の声を挙げることだとかいうのと同じような、安易な発想が論理を超えてありゃあせんか、ということです。そして、いろいろと用例を探してくる姿勢にはおおいに敬意を表するものでありますが、いちばん気になったのは、最初にあがっているUrban Dictionary の項目で、それも、無批判にかかげていることに疑問を抱かざるを得なかったのでした。

  ちょっとおもしろくなってきたので続きます(ガハハ)。

    と思ったけど、暫定的にケリを入れて、いやケリを付けておきます。

    "yeeha - wiktionary" <http://en.wiktionary.org/wiki/yeeha>

    リンクかよw  ・・・・・・いや、ウィクショナリーはyeehaw を yeeha の"alternate spelling" 異綴り として、yeeha のほうをメインにしているんですね。

     とりあえず由来は不明。ロバの鳴き声のheehaw との関係は不明。とりあえずyee- と綴った場合に「ヒー」と発音するとは思われません。でもそれは「ヒーハ」heeha, heehaw と発声するヒトがいないということを意味するものではもちろんない。つづく~。

 

ブヒッとな

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コメント 1

NO NAME

хех.. не думал ..
by NO NAME (2009-04-06 05:44) 

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