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March 15 八百屋さん前の古本市、そして、ひまわり (2) [America]

March 15, 2008 (Sunday)

   実はいまカリフォルニア時間は3月14日(土)午前7時25分になったところです。未来日記を書こうとしているのではなく、明日の古本市の告知がひとつ、そして、もうカリフォルニア時間も残すところ1か月となり、そろそろ帰り支度と同時にブログを片付ける(つうか、よくいえば、形をつけるw)ことを考えつつ書き残したことの補足やまちがったことの訂正やら(これがヤバい)をしようと思っている今日この頃なのです。で、「June 17 ひまわり (1)」の続きらしいものも書いておこうと思いました。

  以上まえおき。

    まず告知です。エルセリート市のサンパブロ・アヴェニュー10566のYaoya-San 前で毎月第3日曜日に開催される古本市が3月15日に開かれます(雨天中止)。午前11時~午後3時。

  ブログには書かなかったけれど、11月には行きました。12月は休みでした。1月と2月は行きそびれました。なつかしい写真を1枚載せておきます(昨年の6月に最初に行ったときの)。

1844317

  右の奥が八百屋さんで、手前はIchiban Kan です。八百屋さんの前でベイエリアの日系移民団体のひまわり会の主催で20年以上前に始まって継続しているので、壱番館の前や、八百屋のむこうの何屋さんだったかしら、クリーニング屋?の前まで箱や棚が進出していても「八百屋さん前の古本市」です。文庫やペーパーバックが1ドル、ハードカバーは2ドル。他にビデオやCDやDVDもあり。

  さて、さっきひさしぶりに、ひまわり会のページ「ひまわり会-NPO since 1971」 <http://himawarikai.org/topics.cgi>(なんかタイトルが変わったような)を見たら、古本市の告知の下に、新年初頭の記事として、「メルティングポットからサラダへ」と題する長い文章が載っていました。ひまわり会がつくられた1970年代は、メルティングポット、「様々の食材をごっちゃ混ぜしてスープみたいな一品料理を作る様にアメリカに住む色々の人種や民族を出来るだけ混ぜ合わせて同化し一色のアメリカを作る事が奨励され」た時代だった。「日本から来た私達も一日も早く良いアメリカ人となる為の努力をしました。バイリンガル教育はあまり盛んでなく英語をしっかり話す子供を育てる事に夢中でした。」 そしてその後、数十年のあいだに時代は変化して、サラダの時代に変わった。「色々の食材を混ぜてシチューのような一品料理を作るのではなく 赤いトマトと緑のきゅうり、とそれぞれの素材の色と味を保ちながら盛り合わせて美しいサラダを作る、つまりそれぞれの人種や民族の文化を維持し、尊重し合って一つのアメリカを築く事を強調する時代に変りました。オバマ大統領はまさにサラダの主役です。」 こんなふうに、新しい大統領による新しい変化にも触れますが、日本人の立場がむしろ小さくなってきたことを問題にして、会としての抱負を語っているよい文章です(ぜひ読んでください)。

  これを読んで、「ひまわり (1)」の記事のあとに書こうと思って書かずにいたことを思い出して書こうと思いました。

  どこかの記事にちょっとだけ触れましたが、 "International Institute" という、それだけだとなんの組織かわからないような名前で呼ばれている組織がアメリカのあちこちにあります。ベイエリアにあるのが "International Institute of the Bay Area" (HP: <http://www.iisf.org/>)です。IIBA というのが略称です。これはInternational Institute of San Francisco と International Institute of the East Bay (IIEB) が統合されたもののようです。去年の夏前にはホームページはまだ分かれていたと思うのですが、いまはサンフランシスコのほうのブックマークをクリックするとIIBA のこのページにとびます。

  最初の International Institute を1910年にニューヨーク市に設立したのが Edith Terry Bremer (1885 - 1964) という女の人でした。そしてYWCA をプッシュしてグリニッジ・ヴィレッジに教育センターをつくらせ、英語の授業やリクリエーションを行なう。このひとの項目は英語のWikipedia にもなく、自分が書こうかと思ったのかしら。よく覚えていませんが、なんでも調べたことを書いていたころだったのかも(w)。いまウィキペディアを再確認すると、彼女の名前は "YWCA USA" という項目には出てきており、かつ、自分があれこれ言おうと思っていたことも書かれていたので、それを引いてケリをつけます。

Edith Bremer was another influential woman who did not agree with the original constraints of the YWCA ideologies.  She denied support of the Christian moral uplift, character building, and assimilation of newly arrived immigrants at Ellis Island.  Bremer was one of the few who strived for cultural pluralism in the 1920s.
  
(YWCA の当初のイデオロギー的な拘束に同意しなかったもうひとりの影響力ある女性はEdith Bremer だった。彼女はキリスト教倫理高揚による精神的支え、(キリスト教倫理による)人格形成、エリス島に新たに到着した移民たちの同化を拒否した〔英語よくわからず。英語が悪いw〕。ブレマーは1920年代に文化的多元主義のために戦った少数者のひとりだった。)

  この、International Institute の運動をすすめたイーディス・ブレマーという人は、YWCA という、本来宗教性が高く、白人の中産階級的女性キリスト教倫理を普遍化する姿勢をもっていた組織のイデオロギーにぶつかるかたちでアメリカ女性移民を援助しようとしたのでした。ひまわり会の新年の記事で言うと、サラダ的な多様性、同化しきれないアイデンティティーをむしろ積極的に認めようとした。で、YWCA 自体の姿勢もいまはそういうところがありますよね・・・・・・ありますか? 少なくとも大学のそばにあるYWCA はそうですよね。

YWCA_In_Service_for_the_Girls_of_the_World_-_Poster%2C_1919_s58d_5.jpg
Neysa Moran McMein (1888-1949) 'Y.W.C.A. In Service for the Girls of the World', Poster, 1919 <http://en.wikipedia.org/wiki/YWCA_USA>

  あ、でももうひとつ書こうと思っていたことを思い出しました。「December 10 「ジャパニーズ・ソープ」といってもソープオペラでもソープランドでもないのか Japanese Soap, Not Japanese Soap Opera Nor Japanese Soap House」でふれた排日移民法の問題でした。

  ということで(どういうことだかよくわかりませんが)、たった1年だけ居住しているモーリちゃんの父たちにはとてもわからないさまざまな思いや夢や悩みがこの時空間には存在してきたということに思いをいたし。それは古本という、時間の流れをどうしようもなく内包しているモノを手に取るときに生じる思いとつながり。

カリフォルニア時間3月15日12時追記
残念ながら、今日の古本市は雨のため中止になりました。11時前には雨があがったのですが、朝から10時ごろまで断続的に降っていたのと、朝の天気予報が「ときどきにわか雨」だったし、ひまわり会のボランティアの人たちはクルマで運んでくるので、早い段階で中止が決まったのだと思います。


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Toshiko Wildman

2月16日2014年入会以来初めてひまわり会の古本市に訪れました。『広島に青空が帰った』という本を見つけました。私も原爆投下の広島の出身なので興味ありました。そして、その本の作者の方グラント藤田さんに手書きの感想文を送りました。返事はすぐに来ました。私の親も原爆を受け兄はその時亡くなりました。私は戦後生まれなのでその当時のことは知りません。今頃になって親に聞きたくてもすでに死んでいますので、聞くことが出来ませんでした。しかし、この本にはその当時のことが詳しく書かれていました。本当に生き延びてくださった作者の方に感謝したくて、連絡が取れて2重の喜びです。いつかその方とお会いしていろいろお話を聞かしていただく予定にしております.思わぬ出会いが出来てひまわり会の古本市にとても感謝しております。
by Toshiko Wildman (2014-03-11 03:44) 

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