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November 6 エラー・ペニーズ Error Pennies――ペニーズ・フロム・へヴン (2) [小学校と銀行]

November 06, 2008 (Thursday)

    昨日の50年以上前の古いペニー(wheat penny とか wheat leaf penny と呼ばれる)がいくらか調べてみたら、1ドルくらいで売られているようです。まあ、それでも100倍ですから、ギザうれしいような(ギザじゃないっつーの)。

    モーリちゃんの小学校の日々のマスの教科書Everyday Mathematics には、通常の算数の勉強を超えて、つまるところ現実の生活に関わりのある数字や幾何という姿勢で、さまざまな図版やデータが挿入されています。たとえば建築について("The Empire State Building, at 381 meters (1,250 ft), held the height record more than 40 years."; "The Parthenon in Athens, Greece was built around the time of Pythagoras.  The ratio 2:3 and its square, 4:9 can be seen in its construction." etc.)、たとえば航海について("Navigators know that the moon orbits the earth every 29.5 days.  It also rises each night about 48 minutes later at a different point.  By tracking the location of the rising and setting moon, they can use it to steer by." etc.")、たとえば宇宙について("Light travels 186,000 miles every second.  In one year, light can travel nearly 6 trillion miles."; "At about 240,000 miles away, your light beam will take you there [to the moon] in about 1.3 seconds."; "It [the North Star] is 300 light-years from the earth, about 70 times father away than the closest star, Proxima Centauri." etc.)。さらに巻末には "American Tour" と題する、60ページ近い資料のセクションがあって、1600年のネイティヴ・アメリカンの人口密度の地図とか、1790年の人種の割合とか、外国生まれのアメリカ人人口の推移とか、ほとんど社会科のデータが入り込んでいます(実は日々のジオの教科書よりこっちのほうが詳しいんじゃないか、とさえひそかに思ったりもする)。

  それで、287から292ページは "American Currency" という見出しの "Mathematic...Every Day" のコーナーのひとつで、お金の話が、なるたけ数字に関わるようなかたちで、歴史的に記述されています。スペイン金貨を割って使った "Pieces of Eight" 〔つぎのHistory Lives のページの写真と解説を参照 <http://www.historylives.com/everydaylife.htm>〕から"One Third of a Dollar" 紙幣という独立戦争時の仮のお札〔つぎのThe Horse Solder - Currency のカタログを参照 <http://www.horsesoldier.com/catalog/c0017.html>〕とかの話から、現代のお札や硬貨、そしてクレジットカードなどに話はわたっています(1ドル紙幣は約22か月使われる、とか、ヘー、という話があれこれある)。そして、その2ページ目のまんなかに、次の写真が載っていたのを思い出して、さっきスキャンしました――

coin-inspection.jpg

  いちばん上に書かれているように、アメリカ合衆国の造幣局は現在1日に32 million というから3200万個ですか、硬貨を鋳造しておるのだそうです(ちなみに、紙幣は、1日あたり 37 million枚、額にして$696 million 発行しておるそうです)〔照合はしていませんが、日本語のウィキペディアの「アメリカ合衆国造幣局の硬貨発行枚数一覧」も参照〕。で、ついでに入れちゃった、1792年に銀貨がつくられたときにジョージ・ワシントンは家にある銀製品を寄付した(銀が稀少だったから)というエピソードはまあ、つっこむ気はないです。で、右下のおじさんです。この人は、画面ではよくわからないかもしれませんが、ラコステのポロシャツを着ているんですね(それがなにか・・・・・・はい、けっこうです)。そしてルーペを手にして、1セント玉、つまりペニー貨をチェックしています。これは現在国内に・・・・・・ウィキペディアの「アメリカ合衆国造幣局」には「本部は、ペンシルバニア州フィラデルフィアのフィラデルフィア造幣局に置かれている」と書いてあるけれど、US Mint のホームページを見ると、United States Mint Headquarters は Washington, D. C. となっています <http://www.usmint.gov/about_the_mint/index.cfm?action=mint_facilities>、よくわかりませんが、ともかくフィラデルフィアやデンヴァーやサンフランシスコや、いくつかの造幣局で硬貨がつくられておって、これがどこのMint かはわかりません。WEB で同じくペニーズをチェックしている画像は、次の、貨幣鋳造のプロセスを説明するページに見つかります(ここでは女性が、固定式のルーペでチェックしている画像が入っています)。

From "Blank" to "Bank" - How Coins Are Made <http://www.pmgcollections.com/coin-production.shtml>

あと、造幣局自身がスライドショーとビデオの2本立てでヴァーチャル・ツアーと称するページを開いているのですね――

The United States Mint Virtual Tours <http://www.usmint.gov/mint_tours/index.cfm?flash=yes&action=vtShell>

   これの、48枚からなるスライドショーの4枚目の地図を見ると、Denver, Colorado; Philadelphia, Pennsylvania; San Francisco, California; West Point, New York; Fort Knox, Kentucky が、本部のWashington, D.C. を入れてきれいに弧を描くようにアメリカのまんなかを東西に横断しているのがわかりました。あとギザって"reeded" っていうんですね、英語では(38枚目)。そして42枚目から44枚目まで、inspectionについて書かれていて、それは一部そのまま上の"How Coins Are Made" に引かれているようですが、――

"Inspecting a freshly minted penny."  The coins fill a collection box called a trap.  An inspector checks the coins to see if they meet United States Mint quality standards.

Coins are compared to both visual and fill standards.  Next, critical Statistical Process Control (SPC) and capability quality data are entered into the United States Mint's data collection system to track key processes.

"The waffler."  If an error is spotted, coins in the collection box are scrapped and sent to coin destruction machines called wafflers.   These machines use two high-pressure rollers to impress a ridged pattern into the metal.  Distorted and mutilated, the metal loses denomination value.   However, it is recycled for future use.


"Pennies fall from the collection box to a conveyor belt."  If the coins pass inspection, the operator pulls the trap’s lever.  This discharges the coins onto a conveyor belt that transports them to the counting and bagging area.

  ということで、厳しい検査を通って世の中にでてくるペニーたちですけれども、なかなか変わったペニーもあるようで、いったいどのようにして現われたのか、とちょっと、フリークを見るような気持ちになって、びっくりした画像(BGM はやっぱり "Pennies from Heaven") ――

"PENNIES FROM HEAVEN - I mean ERROR Pennies from the MINT" (1:31) posted by "postingmyvids" on May 12, 2007: "These pennies are rarely seen by the public, and even harder to get. Details are given at end of show - ENJOY
Thanks to YouTube for the use of the song "Pennies From Heaven" Sung by Louis Prima"

業者の宣伝をする気はありませんが、現在 "Authentic Off Center Error Coins" をfeature 中で解説もあり― NowFeaturedCom

"ERROR COINS, Coin errors explained Page" <http://www.nowfeatured.com/errorexplain.html>

   なんか精密度に欠けているような気がします。もっとも、上のページの解説を読むと、"[S]ince the detection equipment  is much more sophisticated now, it is becoming more difficult to obtain these coins."とか "Not only is it scarce it is becoming nearly impossible to obtain now that the mints have better detection equipment." とか書いてあって、探知装置(?)(機械?)の性能が向上したので現在は入手困難となっていると書かれていますけれど。内部の人間がもちだしているとかないんでしょうか。

  送料無料で19.99ドルだそうです。日本だと偽造or変形硬貨をもっているだけでマズイのでしょうが、アメリカは硬貨に関しては大らかなのかも(ウィキペディアのどこぞに書いてあるように、硬貨をつぶして記念にするような商売もあるみたいなので)。

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硬貨製造→ アメリカ造幣局 The United States Mint Home <http://www.usmint.gov/>

紙幣製造→ アメリカ印刷局 US Bureau of Engraving and Printing  <http://www.moneyfactory.gov/>


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さえとあすみ

算数で"American Tour"って面白いですね。
歴史の勉強?と勘違いしそうです^^
うちのぼーずが4年生ですから
日本とは随分違いますね。
by さえとあすみ (2008-11-07 22:48) 

morichan

さえとあすみさん、コメントありがとうございます。
はい、社会(たしか700ページくらい)と教科書会社が違うせいかもしれませんが、この算数の本は薄い(といっても450ページ)くせにそういう方針のようです。いっそのこと教科書一冊で算数も国語も社会も理科も、というのもありかも。
by morichan (2008-11-08 01:26) 

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